雑談掲示板
- 【開催】第14回 紅蓮祭に添へて、【小説練習】
- 日時: 2022/06/18 14:16
- 名前: 浅葱 游◆jRIrZoOLik (ID: bC2quZIk)
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執筆前に必ず目を通してください:>>126
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■第14回 紅蓮祭を添へて、 / 期間:令和4年6月18日~令和4年7月31日
白く眩む日差しの中で、水面は刺すように揺れていた。
□ようこそ、こちら小説練習スレと銘打っています。
□主旨
・親記事にて提示された『■』の下にある、小説の始まりの「一文」から小説を書いていただきます。
・内容、ジャンルに関して指定はありません。
・練習、ですので、普段書かないジャンルに気軽に手を出して頂けると嬉しいです。
・投稿するだけ有り、雑談(可能なら作品や、小説の話)も可です。
・講評メインではありません、想像力や書き方の練習等、参加者各位の技術を盗み合ってもらいたいです。
□注意
・始まりの一文は、改変・自己解釈等による文の差し替えを行わないでください。
・他者を貶める発言や荒らしに関してはスルーお願いします。対応はスレ主が行います。
・不定期にお題となる一文が変わります。
・一作品あたり500文字以上の執筆はお願いします。上限は3レスまでです。
・開始時と終了時には「必ず」告知致します。19時から20時を目安にお待ちください。
・当スレッドのお題を他所スレッドで用いる際には、必ずご一報ください。
□お暇な時に、SSのような形でご参加いただければと思います。
■目次
▶︎第1回 氷菓子を添へて、:今日、全てのテレビ番組がある話題について報道していた。
>>040 第1回参加者まとめ
▷第2回 邂逅を添へて、:彼女はいつもと変わらない、甘い匂いをまとっていた。
>>072 第2回参加者まとめ
▶︎第3回 賞賛を添へて、:「問おう、君の勇気を」
>>119 第3回参加者まとめ
▷第4回目 袖時雨を添へて、:手紙は何日も前から書き始めていた。
>>158 第4回参加者まとめ
▶︎第5回 絢爛を添へて、:「フビライハンとエビフライの違いを教えてくれ」
>>184 第5回参加者まとめ
▷第6回 せせらぎに添へて、:名前も知らないのに、
>>227 第6回参加者まとめ
▶︎第7回 硝子玉を添へて、:笹の葉から垂れ下がる細長い紙面を見て、私は思う。
>>259 第7回参加者まとめ
▷第8回 一匙の冀望を添へて、:平成最後の夏、僕こと矢野碧(やの あおい)は、親友の中山水樹(なかやま みずき)を殺した。
>>276 第8回参加者まとめ
▶︎第9回 喝采に添へて、:一番大切な臓器って何だと思う、と君が言うものだから
>>285 第9回参加者まとめ
▷第10回 鎌鼬に添へて、:もしも、私に明日が来ないとしたら
>>306 第10回参加者まとめ
▶︎第11回 狂い咲きに添へて、:凍てつく夜に降る雪は、昨日の世界を白く染めていた。
>>315 第11回参加者まとめ
▷第12回 玉響と添へて、:――鏡よ、鏡。この世で一番美しいものは何?
>>322 第12回参加者まとめ
▶第13回 瓶覗きを添へて、:赤い彼女は、狭い水槽の中に閉じ込められている。
>>325 アロンアルファさん
>>326 友桃さん
>>328 黒崎加奈さん
>>329 メデューサさん
>>331 ヨモツカミ
>>332 脳内クレイジーガールさん
▷第14回 紅蓮祭に添へて、:白く眩む日差しの中で、水面は刺すように揺れていた。
▼第n回目:そこにナマコが置いてあった。
(エイプリルフール企画/投稿期間:平成30年4月1日のみ)
>>156 悪意のナマコ星さん
>>157 東谷新翠さん
>>240 霧滝味噌ぎんさん
□何かありましたらご連絡ください。
→Twitter:@soete_kkkinfo
□(敬称略)
企画原案:ヨモツカミ、なつぞら
運営管理:浅葱、ヨモツカミ
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Re: 邂逅を添へて、【小説練習】 ( No.63 )
- 日時: 2017/11/13 16:05
- 名前: 黒崎加奈◆KANA.Iz1Fk (ID: 6DmUuvEI)
冒頭部分が吹っ飛びましたが、無事復旧完了です。
今回は「彼女」「匂い」が限定されるのか、被らないようにするのが大変でしたね。
*
彼女はいつもと変わらない、甘い匂いをまとっていた。あくまでも友人の話である。僕は熟れすぎた果物のような、腐臭を感じてしまう。
廃れた教会の墓地に一輪だけ咲いていた白薔薇。それを僕たちは『彼女』と呼んでいた。
初めて彼女と会ったのは、六月中旬頃のことだった。しとしとと長雨が降り続く中、誰もいない教会に忍び込んだ僕らは甘い匂いに誘われて、美しく咲いていた彼女を見つけた。
真紅の薔薇に囲まれて、ぽつんと一人佇んでいる彼女に、胸の奥がざわついたのを覚えている。そう、そして花の色香に誘われる虫のように、ふらふらと吸い寄せられた僕たちの目の前で、彼女は人の姿に変わってしまったのだ。
「あら、こんばんは。こんなところに来るなんて、よっぽどの物好きなのね」
絹のようになめらかな肌は、血の気すら通っていないほど白く、色素が全くなかった。アルビノを思わせるかの容姿で、髪や唇すらも白真珠のようだった。唯一、瞳だけが薄い緑をしていて、その輝きに背筋が寒くなる。
まるで、棘(とげ)に刺されたような。
その時僕達がどんなことを話していたのかは、未だにぼんやりしたままだ。
「うふふ、こんばんは。今日は一人なのね」
「なんだか、ここに来なくちゃいけない気がしたので」
「お友達も昨日、同じことを言っていたわ」
僕たちは毎日のように、彼女に会いに来ていた。両親に帰りが遅いとか、塾をサボっただとか怒られてしまったけれど、教会近くを通ると漂ってくる甘い匂いには逆らえない。二人で行ったり、一人だったり。彼女に呼ばれている気がするのだ。
「あの、どうして、人間の姿になるんですか? 花のままでも、十分に美しいと僕は思うんですけど」
初めて目にしてから、ずっと気になっていたことだった。紅に染まらず、凛として佇んでいる白薔薇であるからこそ惹かれたのに、わざわざ人の姿を取る意味が分からない。
「それはね――」
音もなく僕に近づき、耳元で囁きかける。言葉を耳にする前に、チクッと鋭い痛みが頬を刺した。
「あらやだ、そろそろ花の姿に戻る時間なのね」
結局、僕の質問の答えは聞くことができなかった。
彼女を見ると、透きとおった白い肌で覆われていた手指が、固い深緑の茎に戻りつつあるところだった。茎についている棘が頬に刺さったらしい。僕の血液が付いた指先の棘を、ペロッと舌で舐める姿から目が離せなかった。純潔という、白薔薇の花言葉からは程遠い官能的な仕草に、中学生ながら思わず唾を飲み込んでしまったほどだ。腰の辺りがじわりと熱をもって、むず痒いような衝動を感じる。
あぁ、この時からか。
甘い匂いを纏っていた彼女から、腐臭を感じるようになったのは。彼女の香りをいい匂いと感じなくなった僕は、しばらく教会の近くに行かなくなっていた。
その一方で、友人は足を運んでいたらしい。
「なんかさー、あの甘い匂いを嗅ぐと行っちゃうんだよねー」
「甘い匂いなんてしてないよ。最近、腐った臭いがして近づきたくもない。枯れる時期だろ」
「そんなわけねーよ。俺、昨日も行ったけど変わらず良い匂いだったし、周りの赤薔薇も綺麗だったし」
初めて彼女と会ってから、二週間ほどが過ぎている。家とは反対の町外れにある植物園の薔薇は見頃を終え、入口にある看板の花が向日葵に変わった時期だった。
彼女はまだ、咲いているということだろうか。
「お久しぶりね。最近来なくて寂しかったのよ。ねぇ、どうして顔をしかめているの?」
友人の言うとおり、彼女は変わらずそこに咲いていた。ただ、周りの赤い薔薇は記憶の中より数が減った気がする。前はもっと、満開に咲いていたのに。
そして、相変わらず彼女からは不快な臭いがする。以前よりもずっと臭いがキツく、鼻をつまんでしまいたい。でもきっと友人なら、甘い匂いを感じているのだろう。
今日の彼女は、人の姿をしていなかった。本来の姿である植物の形で現れたのは初めてかもしれない。しかしそれ以上に、今にも朽ちてしまいそうな彼女が気になっていた。
「腐った卵のような、変な臭いがしているので。あとあなたの姿を見て驚いてしまって」
「あらそう。あなたは一度、私が触れてしまったものね。お友達のように上辺だけ見えていれば良かったのに」
今日は、あの日と同じように雨が降っていた。日が長くなったせいか、明かりをつけなくても彼女の姿がよく見える。でも、あの麗しい白薔薇はどこにもいない。茶色く変わった花びら、しおれた茎、枯れ落ちた赤薔薇。
間違いなく友人の嗅覚がおかしくなっていると悟った。こんな状態なのに、甘い匂いを漂わせるわけがない。
急いで引き返そうと後ろを向いたら、何かに足を取られて土に倒れ込んでしまった。泥だらけになりながら身体を起こすと、足首に太い茎が巻きついている。
「どこに行くの?」
足に刺さった薔薇の棘から一気に血液が吸い取られる。声をあげる間も無く、息苦しさと気持ち悪さが襲いかかってきて、呼吸もままならない。ぐらり、と傾いた僕の身体を、いつの間にか人の姿になった彼女が優しく支えていた。
「やっぱり、童貞の生き血は最高だわ! 永遠に、美しく咲くためには不可欠なのよ。私を飾る、紅の薔薇になりなさい。残った身体は土の肥やしにしてあげるから、安心してちょうだい」
「や、め……て……」
視界は既に白く、彼女の姿もぼんやりとしか見えない。それでも、僕は逃げようと必死に身体をよじったつもりだった。
「いやよ。だってせっかく匂いにつられて来てくれたのに、逃がすわけがないじゃない。本当は甘い匂いに包まれたまま取り込んであげようと思っていたのに、あなたが性に目覚め始めてしまったから仕方がないの」
――甘い匂いを感じるのは、精通していない男の子だけ。私の姿が見えるのは、童貞の男の子だけ。
最後に僕が聞いたのは、そんな言葉だった。次に気がついた時、僕はあの墓地に咲く赤薔薇に変化していた。
パキポキと枝を折って、こちらに近づいてくる足音が聞こえた。彼女と誰かの話し声が、微かに聞こえる。
「こんばんは。最近はあのお友達は来ないのね」
「なんか、学校でも見ないんですよね。行方不明になったとかで、警察が探しているっぽいですよ」
「ふうん、そうなんだ」
僕の真下にある薔薇の茎が、動いているのを感じとった。
『逃げて』
もう僕に口はない。ただ友人にそう祈り続けることしかできなかった、七月中旬頃。薔薇の季節はとっくに終わっている。
彼女は相変わらず甘い匂いをまとって、美しく咲いていた。
*
中世ヨーロッパには、アイアンメイデンという拷問器具を使って、処女の血を搾り取り、浴びていた人物がいたとされています。
処女の血液には不老不死の効果があると信じられていたとかいないとか。
久々に擬人化で書いた気がします。やっぱり無機物を有機物のように書くのは向いているのかもしれません。
あと、今回は意識的に読点を少なめに書いてみました。普段よりも文章の流れが速くなるかなとか。
Re: 邂逅を添へて、【小説練習】 ( No.64 )
- 日時: 2017/11/13 18:59
- 名前: 雪◆EEpoFj44l.
このスレッドを見つけて、慌てて書かせていただいたものなので少し急展開、設定がおかしいところがあるかもしれません……。それでもよろしければ。
彼女はいつもと変わらない、甘い匂いをまとっていた。
玄関のドアを開けてやると、彼女は弾丸のような勢いで転がり込んできた。その香りの発信源である、色取り取りの花たちを胸に抱いて。
「これねぇ、そこのねっ、空き地にねっ、咲いてたんだよっ、綺麗でしょっ」
「……ありがと。上がっていいよ」
興奮冷めやらぬ様子の彼女は、あんなに大切そうに抱きしめていた花を僕に押し付けると、靴を脱ぎ散らかしてリビングへと上がっていってしまった。
軽いため息をついて、仕方なくピンク色の小さな靴を揃える。靴を脱ぎ散らかしたのも、インターホンを連打して入れてとせがんだのが彼女でも、母に叱られるのは僕なのだ。母は彼女を「私たちと違って裕福ではないから」という理由だけで汚いもののように扱い、忌み嫌っている。
あんな庶民うちの屋敷に入れないでよと怒る母の声を、僕はベッドの上で聞いていた。
花を手に持ち、扉を開く。と、目を細めて、陶器の花瓶を物珍しそうに眺めている少女がいた。
僕が部屋に入ってきたのに気付くと、嬉しそうにぴょこぴょこと跳ねる。頭の両側でツインテールにくくられた髪も揺れた。
「この間の絵、完成したよ」
「えっ、本当っ?」
「うん。……見る?」
「うん! 見たい見たい!」
ソファの裏に隠していた花の絵が描かれたカンバスを抜き取り、彼女に見せる。彼女は花の絵を、目を見開いて食い入るように見つめた。餌に釣られる犬のようだった。
花瓶に挿された、背の高い花の絵だ。淡すぎる色で描いたせいで、輪郭もはっきりせず、主人公である花さえも曖昧な絵となってしまっている。それでも彼女は目を輝かせて見ていた。僕も、最初、もっと子供の頃の絵に比べたらずっと上達していると思う。
「すごい、本物みたい、きれい……ねえ、この絵貰ってもいい?」
「……え?」
そんなこと予想もしていなかった。でも、考えてみれば、こんなものがあっても邪魔なだけだった。
「うん。……こんなので良ければ」
どうせ、あとで捨てるつもりだったのだ。
「本当っ! いいの本当にいいの? ありがとっ、大好き!」
大きな眸をきらきらさせて喜ぶ彼女。開いた口から、小さな八重歯が覗いて見えた。
明るい、が第一印象の女の子。小学校まだ一年生、だっただろうか。近所の家に住んでいる子で、名前も花だった。ありきたりな名前だとか、そんなことは思わない。
僕は滅多に外に出ないし、彼女にも聞かなかった為名字はわからないが、彼女は花という名前のよく似合う女の子なのだ。正に可憐に咲き誇るチューリップのように可愛らしい、愛しい存在。
そんな彼女とは対照的な、病気がちの僕。外には全く出ず、学校には3、4日に一度くらいしか行けない。それでも昼頃には早退するのだから、生涯の殆どを家の中で過ごしていると言っていい。
そのせいで、血の気も生気もすっかり失せてしまった白い手で、僕は絵筆を握る。彼女が絵の題材となる花を持ってくる。そんな役割分担ができあがったのはもう一年ほど前だろうか。そもそもの切っ掛けは、彼女が引越してきた時に花を渡してきたことだ。そして僕が喜ぶと彼女は次の日の日曜日、花を摘んできてくれたのだ。僕だけのために。
しかし母は彼女を嫌い、屋敷には上がらせるなと言う。
それからは土曜日の正午あたり、母がいつもいないこの日に彼女がやってくるようになっていた。
少しばかり描いたところで、僕はあることを思いつき、ふと手を止めた。
「今日は、ここまでにしよう。今度来たときには必ず見せてあげるから」
「どうして?」
「いいことを思いついたんだ。この絵が出来あがったら、また君にプレゼントするよ」
「うんっ! 絶対だよっ、また来るから!」
カンバスを抱きしめて、彼女はリビングを出ていった。何度も振り返っては「またくるから」を繰り返す。そして家から出ていった。甘い匂いのする花を置いて。
苦笑しながら、僕はその小さな姿が見えなくなっていくのを見送った。見送った。見送った。……見送ってしまった。
見送っては、いけなかったのだ。
土曜日の正午すぎ。彼女はまだやって来ない。
今までで一番の大作で、丁寧に描き上げた絵。
彼女へのプレゼントのカンバスには、たくさんの花と、今までと違い一人の少女が描かれていた。屈託のない、素直で純粋な笑顔で、あっちの花へこっちの花へと手を伸ばしている少女。
見たらきっと驚くはずだ。驚いて、そして喜んでくれるはずだ。笑ってくれるはずだ。早く彼女の笑顔が見たかつた。
しかし彼女は、約束の時間になっても来なかった。
直ぐ近くを通っていった救急車のサイレンと、まだ生きていた花の、妙に甘い香りが何故か、僅かな不安感を煽り駆り立てる。
まさか彼女に何かあったのか。
そう思って誰もいないことを確認して、家を飛び出した。
日差しが目を突き刺し、しばらく浴びていなかった太陽の光で肌が焼けるようだった。しかし構わずに彼女の名を呼びあたりを探し回った。息が切れる。
ある横断歩道にさしかかったところで、彼女に会った。
もっとも居たのは、僕の知る彼女ではなかったけれど。
花がそこら中に散らばっている。彼女は今日も花を持ってきてくれていたらしい。今回もカラフルな色の花たちだったが、その中でも一番目を引く、赤い花があった。
そっと拾い上げると、鉄とあの甘い匂いがした。
はじめまして。おもしろそうだなと思って、つい書いてしまいました。
さすがに短すぎましたね……すみません。甘い匂いと言われるとシャンプーの匂いか香水くらいしか思いつかなかったので必死に考えて書きました。しかし私の脳みそではさすがに無理があったらしくこのようなものしか書けませんでした。申し訳ないです。
Re: 邂逅を添へて、【小説練習】 ( No.65 )
- 日時: 2017/11/13 22:37
- 名前: 羅知 (ID: sDaCSOS2)
*少し余裕が出来たので何人か他の方の感想を……。
*あくまで私の主観による感想なのであしからず
>>042 アロンアルファさん
私がこの話を読み終えて浮かんだ言葉は『ぬるりとした幸せ』でした。うん訳分かりません。自分でも言っている意味がよく分かっておりません。なんというか羅知の語彙力がないせいで、伝えきれないのですが単純なハッピーエンドとは違う"ぬるり"としたものを感じたのです。(物語中に出てくる蝋?の影響もあるかもしれませんが……笑)
私の凄く好きなタイプのお話です。特にラストが私好みでした。ああいう愛の形もいいなぁって思いました。
>>044-045 流沢藍蓮さん
一人の少年の復讐の物語、でしたね。救いのない終わりが初めの甘い香りという文章と対比されて余計に物悲しさが増していたと思います。ダフネさんとクローバー君。仲睦まじく過ごしていた二人。彼女が命を失う運命は変えられなかったとしても、その後の彼の行動は変えられたはず……。とても切ない話でした。この物語には沢山の花言葉が出てきましたが、その花言葉の意味によって動かされていく展開はとても面白かったです。ただ少し花の名前が多過ぎて混乱してしまったので、もう少し花言葉の説明は少なくてもよかったかなと思いました。
まだまだ感想が書けていませんが、残りの方はまた明日。
Re: 邂逅を添へて、【小説練習】 ( No.66 )
- 日時: 2017/11/13 23:10
- 名前: 黒崎加奈◆KANA.Iz1Fk (ID: ZGVwOSqg)
ども、連投失礼します。感想が滞っているので、投げに来ました。
気になった人だけ書きます。書いてないから読んでないわけではなくて、特になんか言いたいことがなかっただけです。
>>42
アロンアルファさん
死体に命を吹き込む設定、こうゾクゾクするものがありますよね。最後の一文で、彼らは体を入れ替えながら命を存続させているのかな、と想像しました。身体のパーツを詰めていくところの描写がゆったりとした流れなのが、何とも言えない心地良さでした。
個人的に、彼女の甘い匂いの元となるのはどの部分なのかの描写が欲しかったです。髪の匂いなのか、彼女の持つ生来のものなのか、水瓶に入っている水が発する匂いなのか、それともそれはただの比喩として使ったのか。せっかくの冒頭指定なので、もう少し内部に組み込むと良いかなと感じました。
>>46
浅葱さん
スレ主はあまり感想をもらわないかな、という偏見の元。
長編の一部分を抜き出したようなお話の印象を受けました。彼らの関係性や、今後の展開に謎を残すような終わり方だったからでしょうか。「私」の回想が中心でしたが、ドレスの赤を通して、場面や人物像が目に浮かぶのはさすがだなと。
一つ気になったのは、冒頭「いつもと変わらない甘い匂い」に対して、彼女と会うのは「久しぶり」であるという点です。「いつもと」という語句が持つ時系列と若干矛盾するかなと感じました。
>>61
塩糖さん
他の方が軒並み、まぁ私含めて花や血でシリアス調に物語を紡ぐ中、お菓子のほっこりした甘さを物語の軸にしているのが独創的で良いなと思いました。少女が食べるはちみつ、すごく美味しそうですよね。私はあそこまでベタ甘なのは途中でギブアップすると思います。
冒頭部分で、調停役と被疑者の視点が混ざっていて、そこだけ訳が分からなくなりました。あれ、ジョージって調停役と被疑者のクマとどっちの名前? みたいな。
>>62
凛太さん
文章の雰囲気が作品の最初と最後で変わるのが、主人公の内面の成長を描いているようで素敵だなと思いました。初めは無理して気丈に振舞っている感じが、後半はしっかりと自覚も伴った行動という印象です。文章も綺麗なので作品の雰囲気に合いますよね。
細かいところで申し訳ないのですが、夜の庭園に躍り出る。主人公の心情的に、元気よく登場するという意味の躍り出るではなく、足を運ぶ。とかの方が雰囲気的にも合うかなと思ってしまいました。
そんな感じ。
×の××は×の× ( No.67 )
- 日時: 2017/11/13 23:23
- 名前: 瑚雲◆6leuycUnLw (ID: KPJQ9RTM)
彼女はいつもと変わらない、甘い匂いをまとっていた。
「今日のお昼、なに?」
「お母さんの作ってくれたお弁当!」
「へえ。あ」
彼女が席に座ろうと、机に手をついたときのことだ。そこに置いていた紙パックが彼女の指にぶつかり、ぼとんと倒れた。その拍子に、甘そうないちご牛乳が紙製の門から進軍する。
おどろいた彼女はつぎの瞬間、そのピンク色の液体に手を滑らせる。結果は一目瞭然。自分の机に、顔からダイブする。ピンク色の水しぶきが噴くと、机の端からぽたぽたと小雨が降った。
「ちょっと。大丈夫?」
「ちょっと、痛い」
「まったく。本当にドジなんだから」
「えへへ……」
「あ、お弁当」
「あ!」
手に持っていたはずのお弁当箱が、床でぐしゃりと命を絶っていた。しかし彼女が呆けたのは一瞬のことで、すぐにへらっと笑みをこぼす。
だれひとり慌てる様子もなく、彼女自身手慣れたようにバッグの中ををまさぐりだす。彼女がとてもドジであることを、周囲の人間はだれもが熟知しているのだ。
「これで、拭く?」
「あ、ありがとう! ハンカチ、いつもごめんね」
「ほっとけないから」
「ヒュー。お熱いねえ」
「そんなんじゃないよ!」
僕もそのうちの一人だ。だからこそ放っておけない。そういう性分なのだ。
そんな僕に、いよいよ彼女の行動が読めるようになってきた。
彼女にハンカチを渡そうとすると、いつも決まって「あ!」と叫び声を上げる。そして手からハンカチを滑らせる。そのまま床にひらり。掴もうとしてかがんで、それから、なんやかんやあって転ぶか踏みつけるかしてハンカチを汚す。いつもそういう手順を踏むのだ。半泣きの顔が目に浮かんだ。
僕の差し出したハンカチに、彼女が手を伸ばしてくる。
「ありがとう!」
その手にしっかりとハンカチが渡った。
「え?」
「また転んで汚すと思ったでしょう?」
ハンカチを両手で優しくつかんで、胸の前にまで持ってくると。めずらしく彼女は、いたずらっぽくはにかんだ。
「もう汚さないよ。これは君のだから。えへへ」
花咲くような笑みに、僕は言葉を失った。
最後に見た「彼女」の笑顔が、どうも思い出せない。それでもいい。僕には毒のような味だった。
「花をかえなくちゃ」
まもなくのこと。僕はもといた学校から転校した。
***
ここではまたまた、初めまして。瑚雲です。
とても素敵な企画ですね*
楽しく書かせていただきました。
まだすべての方のものを読んだわけではないので感想はのちほど!
浅葱さんの作品だけは、冒頭からすらすら読んでしまったのでまずは一言だけ。
雰囲気が、とても好きです……!(訳:しんどい)
運営ありがとうございます*
これからもがんばってください!(*'▽')
Re: 邂逅を添へて、【小説練習】 ( No.68 )
- 日時: 2017/11/14 23:08
- 名前: 瑚雲◆6leuycUnLw (ID: mNeS.qH2)
こんばんは、瑚雲です*
人を選んでしまって申し訳ないですが、個人的に最後まで読んだ作品だけ感想を述べていきます~~
>>42 アロンアルフアさん
初めまして。
地の文が続いていながら千篇一律ということもなく、そういう意味で文章がしっかりとなさっているなあと思いました。後に続く作品もいくつか読みましたが、作品の作りだけなら似ているものが多く、しかしアロンアルフアさんの作品が一番心に残りました。
私の読解力の問題で、物語の全体像をうまくつかむことができませんでしたが……それでも「ああ、面白い」って思ったのは事実です。なんというか、あまり遠くへ行かずにしかし手元にもいない。手を伸ばしたくなる作品だなという風に思いました。
あまりはっきりしたことが言えなくてすみません;面白かったです。
>>46 浅葱さん
こんにちは。いつもお世話になっています。
もとより浅葱さんの、深みもありつつ淡白さを併せ持つ地の文が好きなので、作風好きだなあと思いながら読んでいました。「私」と「彼女」の絶妙な関係性。大人めいた表現の中に時折子どもっぽい純粋さがぽつりと差されているので、その明暗にぐっときます。
とにもかくにも好きでした(これが言いたかった)
>>47 壱之紡さん
初めまして。
これは私なりの回答ですが……一伊達さんは、文章そのもの、ですか……? なんとなくそう匂わせるようなニュアンスで書かれていたように感じましたので。まちがっていたらすみません;
言葉の弾み具合が好みでした。SSの中での対話って、普通の小説よりも一言一言に重点が置かれるので、無駄なくすっきり読めたー、という印象を受けました。
あとは……大きなお世話かとは思いますが、隠喩とか遠回しな表現がもっと入っていたらきっともっと物語が魅力的になったんじゃないかって勝手に思っています。遠回しすぎても読者さんは困ってしまうかもなので、スパイス程度に。無礼を働くようで、すみません;
>>51 三森電池さん
初めまして。
表現の仕方が、好きだなあと思いました。うまい具合に文字で遊んでいて、それが視覚で訴えてくるという技術に繋がっているのかなと脱帽しました。単純にめちゃくちゃ読み進め易かったです。
女性のキャラクターが好きです。愛らしさと危なっかしさが入り混じっていて、それが本当にいい塩梅で「かわいい」って思うことができました。ホテルなのに。「ぼく」と「きみ」という表現がホテル内ということとのギャップに繋がっていて、それが私にとっては面白く感じました。
>>61 塩糖さん
こちらでは、初めまして。
世界観が愛らしくて、読むにもさくさくと楽しむことができました。ご本人様も仰られていましたが、いままでとちがうテイストで書かれていたので非常に、いいな! と思いました。似たような作品が続くと、どうも飛ばしたりもしてしまいますし(個人的見解)
ひらがなの部分でのあたたかさと、全体的な童話テイストもキャラクターの名前も相まって、この世界を作っていたので、「作品」だって感じが強くしました。ジョージ……いいですね。
>>63 かなちゃん
こんにちは!
かなちゃんらしさがフルに発揮されているようでもう、「ああ、かなちゃんだ」って思った……。すごく好きです。美しくて危なっかしくて、甘味。
男と女っていう対比はこれまでの作品でもいっぱいあったけれど、一番「性」を感じたのはこの作品でした。文章力云々という問題はもう通り越して、やっぱり内容が濃厚だからこそ、かなちゃんの文章に惹かれる人が多いんだなあと改めて感じた。人間味が強いから真にも迫る気がする。
もう一度言いたい。すごく好きでした。
***
「甘い匂い」というワードで、女性らしさそのものの甘さを表現した人が多かったなっていう印象がしました。「女性」と「甘い匂い」の繋がり具合といいますか……。分かりづらかったらごめんなさい;
とにもかくにも、似たものが多かったなあと。地の文を連ねることでそれが俯瞰的な要素を含んで「大人っぽさ」にも繋がるとは思いますが、やっぱり作りの似たようなものが続くと個人的には読みづらいなあという感想です。
それ故に、読まなかった作品もあります。すみません。これはあくまで個人的なものなので、あまりお気になさらないでください。
読むのもとってもおもしろかったです*
読ませていただいてありがとうございました。
Re: 邂逅を添へて、【小説練習】 ( No.69 )
- 日時: 2017/11/18 00:20
- 名前: ヨモツカミ (ID: Rr28cnmE)
彼女はいつもと変わらない、甘い匂いをまとっていた。
もう二度と来てはならないよ。この言葉を告げるのは何度目になるだろう。
茂みに隠れながら怖い顔をする私を見つけると、彼女は花が咲いたように口元を綻ばせ、駆け寄ってくるのだ。思わず溢れる嘆息は呆れか、それとも安堵だったか。
ふたりの会話は何時だって私の説教で始まる。もう二度とこの森に来てはいけないと言っただろうとか、私と話をすることも本来は禁忌であるはずだとか。しかし彼女は私とは対象的にひどく嬉しそうに笑うのだ。
「何故笑うのだ」
「わたくしは幸福だからですよ」
当然のようにその二文字を口にするから、胸が締め付けられる。
彼女の声はその姿からは想像もつかぬほど美しく心地良い。もっと、ずっと側で聞いていたいと願うのを私自身が許しはしないから、耳を塞いでしまえればと思う。思いながら、鋭い爪を携えた、彼女の身体よりも大きな前脚に視線を落とした。私には人間のように塞ぐべき手などありはしない。
愛おしそうに彼女は両手を伸ばし、暗色の鱗に覆われた私の頬に触れた。白い包帯に覆われた指先は、枯れ枝のようにカサついていたが、微かな温もりがあった。触れ合う事が苦しくて、振り払おうかとも思ったが、彼女のか細い腕などその衝撃で折れてしまうのではないかと心配になって、考えを改める。私達とは違って、人間は恐ろしく脆いのだから。
「あなたって、いつ触れても冷たいのですね。ひんやりしていて気持ちいい」
「人間が暖かすぎるのだ」
ギョロリと葡萄色の目玉を細めて唸るように言った。
私は森にひっそりと住まう龍族の生き残りだ。龍は何百年も前に滅んでしまったものとされており、私も私の仲間達が全て息絶えてしまったと思い込んでいるが、真相は闇の中である。簡単に滅んでしまう程脆い種族では無いはずだが、この数百年、仲間の姿を見つけることができなかったのも事実なのだ。あまり期待しないほうが良いだろう。
彼女は微笑みながら私の顔に身を寄せる。接近した事で、より一層その香りが近くなる。花の匂いだ。甘く仄かに香る、彼女の匂い。
彼女は呪われていた。
湖の辺りに住まう精霊達と見間違うくらいに綺麗で優しげな顔は、樹皮のように茶色くしわがれ、左眼には白いクチナシの花が可憐に咲き誇っていた。手足も包帯で隠しているものの、枯れ枝を思わせるほどに痩せ細り、変色している。水面に浮かぶ月の如く煌めいていた彼女の髪は、いつしか色彩を失って、透明とも取れるような白髪に変わっていた。きっと左眼の花が、体中の養分を吸い取っているからだ。彼女の肌や髪を嘲笑うように、花は瑞々しく異質に咲き誇っている。
その姿を痛々しげに見つめ、耐えられなくなった私は静かに目を閉ざす。
呪いによりこんな身体になって、最早死を待つだけの彼女は、私の住まう森の奥まで歩いてくる事すら億劫である筈なのだ。日を重ねるごとにやつれ、足取りも覚束無くなってきた。私を抱き締める腕の力も、少しずつ衰えているのを嫌でも実感していた。
それが耐え難いことでもあり、待ち望んでいたことでもある。だから私は苦しくて、愛おしくて仕方が無い。
「何故……いつも私に会いに来るのだ」
絞りだすように問いかけた声は掠れていた。
彼女は私の頬を優しく撫で付けて、耳元に顔を近付けてきた。吐息が耳をくすぐって、柔らかい囁き声。
「あなたがわたくしを愛してくださるからですよ」
考えるまでもなく、答えが用意されていたかのように、迷いの無い返答だった。
呪った張本人である私は、瞬きをして彼女の醜くも美しい顔を覗きこんだ。
龍は悍ましい呪いの力を持っていた。それは、愛した者を花に変えてしまうという呪い。
あれから幾つの季節が巡っただろう。彼女と出会ったあの日、私はいつものように人の立ち入りを禁じられた森で独り、ひっそりと暮らしていた。
昼の微睡みの中、風の梵を思わせるほど心地良く、川のせせらぎのように柔らかく響く歌声を聞いたのを憶えている。何百という時を生きて尚、私はこれほどまでに心惹かれる旋律を聞いたことがあっただろうか。龍は自らの悲しい呪いの力を恐れ、心を閉ざして生きるものであったから、こんなふうに心を動かされたのは初めての事だった。
きっとそれを聴いてしまった時点で、この運命からは逃れられなかったのかもしれない。
龍の呪いを恐れた人間達がこの森を“禁忌の森”と呼び、人の立ち入りを禁じたはずだったから、愚かな人間の娘が迷い込んでしまったのだろう、と私はすぐに悟った。
放っておけば良いものを、その時の私は声の主を一目見ずに去ることなどできないと強く感じたのだ。
木々や茂みを掻き分け、彼女を見つけたとき――その蒼穹を思わせる瞳に、吸い込まれてしまうような錯覚を覚えた。
私を見た彼女は一瞬だけ驚くように目を見開いて、それから柔らかく微笑んだ。別れを惜しむように悲しげに、誰かを慈しむみたいに優しい歌は、なおも響いていた。
「嗚呼……」
嗚呼、出会わなければよかったと、心の底から思った。
愛してしまった。呪わずにはいられなかった。彼女の事を愛おしいと感じてしまったから。
今でも私は、この出会いを悔いている。あの日出会わなければ、彼女を呪い殺すこともなかったのに。
「何故私を殺さないのだ」
彼女の肩が微かに跳ねて、指先が震えるのが伝わってきた。この言葉を告げるのは二度目の事である。一度目は出会いの日に、風の音と共に流されてしまっていた。
「私を殺し、生き血を浴びるのだ。さすればお前は」
「嫌だ」
こんな細い腕の何処にそんな力があるのか。彼女はしっかりと私を抱き締めた。繋ぎとめるように、縋りつくみたいに。
私は、彼女を呪いたくはなかった。何度もこの呪縛から彼女を救いたいと願った。そして、私が死んでしまえば呪いから彼女を解放できることは、私も彼女も知っていた。
なのに。
彼女がそっと手を離し、私の瞳を覗き込む。私も彼女の右目と視線を合わせれば、自然と見つめ合う形になる。あの日見た蒼穹の青は既に失われていたが、代わりに淀んだ瞳の奥に強い光が灯っているのを知る。
「わたくしもあなたを好いてしまったのです。このまま花になってしまうのなら、どうか、あなたの側に咲き誇りたいの」
「……愚か者」
別れ際に告げる、もう二度と来てはいけないよ。それが呪いを解くもう一つの方法だった。龍が愛を忘れてしまえば。彼女の事を忘れ去ってしまえば呪いは解けるのだ。
なのに。
どうか、と願ってしまう。彼女が呪われ続けてしまえと。私のものになってしまえと。
美しき人よ。私の隣で、いつかその身が朽ちるまで咲き誇れ。
***
人外と少女の話が書きたかっただけなのに、書き終えたらとあるゲームにかなり酷似した設定になってしまっていた。でも後悔はしていないです。
紫の目は独占、青の目は博愛という意味があるらしいので、ほんのりそんな感じで書きました。
Re: 邂逅を添へて、【小説練習】 ( No.70 )
- 日時: 2017/11/22 00:20
- 名前: ヨモツカミ (ID: .n/ckwgI)
大分日が空いちゃいましたが、少しずつ感想書かせていただきます。
>>雪姫さん
はじめまして。参加ありがとうございます。
夢の内容!? 壮絶な夢を見てらっしゃいますね……びっくりです。
普通に文化祭の話で始まったので劇のお話かなと思っていたら突然の赤赤赤赤赤赤赤赤で、絶対平和なお話じゃないな……と思ったら最高にシリアスな展開でしたね。
そんなに人が死んでる自殺スポットなら立入禁止になるんじゃないかとか、12年間殺人してきて何故バレないのかとか不思議な点はありますが、近い未来に全ての殺人が発覚して捕まりそうだなあ、と思いました。
>>ぽんこってぃーさん
はじめまして、初参加ですね、ありがとうございます。
夢の中でだけ出会える匂いしか知らない名前も知らない“誰か”という存在がすでに素敵でぐっと来ました。幼い頃から一緒に成長してきて、なのに顔も何も知らないなんて歯がゆい関係。
おそらく鈴木さんが夢の中の女性なのでしょうけど、田中さんが一方的に既視感を覚えるだけなのかな? それとも鈴木さんも同じ夢を見ていたのかな……。なんだかほっこりするお話でしたね(^^)
Re: 邂逅を添へて、【小説練習】 ( No.71 )
- 日時: 2017/12/24 16:50
- 名前: 浅葱 游◆jRIrZoOLik (ID: pjkUmHmQ)
*12/24
お久しぶりです、浅葱です。
皆様の作品、どれも楽しく拝見させていただきました。
香りとは何か。においとは、甘いとは。
それぞれの作者さんによって違う色を見させていただくことができ、運営としてもうれしかったです。
*
ここまで参加してくださった皆様がいらっしゃるなかで、運営が滞ってしまい申し訳ないです。
学生という身分故、スレッドを放置してしまうという形になってしまいましたこと、この場をお借りしてお詫び申し上げます。
さて、第二回はこのレスを最後に終了とさせていただきます。
たくさんの作者様のご参加、まことにありがとうございました。
第三回目の開始は1月13日を予定しております。期間は一ヶ月を予定しておりますので、またご参加いただけますことを願っております。
*
運営の対応としましては、浅葱だけで何かをするのではなく、ヨモツカミさんとの連携をさらに密にしていきたいと思います。
ご意見等あります方がおりましたら、お言葉いただけましたら熟考し参考にさせていただこうと思います。
浅葱。
Re: 邂逅を添へて、【小説練習】 ( No.72 )
- 日時: 2018/01/19 03:16
- 名前: 豬〓続笳〓RIrZoOLik (ID: jqQtRbNM) <ガバ運営で申し訳ないです>
*第2回参加者まとめ
>>041 奈由さん
>>042 アロンアルファさん
>>044-045 流沢藍蓮さん
>>046 浅葱 游さん
>>047 壱之紡さん
>>049 羅知さん
>>051 三森電池さん
>>056 雪姫さん
>>058 ぽんこってぃーさん
>>061 塩糖さん
>>062 凛太さん
>>063 黒崎加奈さん
>>064 雪さん
>>067 瑚雲さん
>>069 ヨモツカミさん
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